As a Stranger.
先の記事にも書いたけど、転校しがちだった小学生当時。子どもたちのコミュニティって、気遣いとか空気を読むみたいなものが乏しいから、時々よそ者扱いされているような孤立感もあって。
人懐っこさ(人見知りしてたらやっていけない)みたいなものと同時に、ちょっとした孤立に耐えられるくらいの、メンタルの強さみたいなものが身についた(ついてしまった)ような気がしています。
大学在学中に、美容師になることを志したとき。そこそこ名の通った学校に通わせてもらっていた分、周囲からの反響をことさら大きくキャッチしてみたり。「伊藤くん、こっちに。」入社早々、新人全員床に膝ついて雑巾掛けしていても、自分だけはオーナーに(身の丈以上に)取り立ててもらってランチをご一緒させていただくことがあったり。
自分が纏いたいものと、周囲が纏ってもらいたい(似合うと感じてくれる)ものとのそれにも近い、自分がこうありたいとピーチクパーチク騒ぎ立てるほど、周囲の「こうあってもらいたい」との間にギャップを自覚することが多かったように思います。
道なき道を歩くことは、とても勇気がいることです。
仲の良かったお友だちと離れて、新しい学校に転校すること。
みんなが進む方向とはまるで違う進路を選ぶこと。
自分とはまるで違う経歴を持っている人たちばかりの環境に飛び込むこと。
「どこかにあるようなお店」じゃないお店をつくろうとすること。
Stranger であることにそわそわしているくせに、stranger になるべくして歩いたこれまでの時間。
今年はなんだか、なんならいっそ、もっと、stranger に。
開き直りにも近い感覚を胸に、立ち上がっている2019年です。
1度きりの人生。
みんなおんなじ人間でいて、それでいて、みんなそれぞれ誰にも真似できない自分だけの人生生きている。
自分の言葉の胡散臭さ、引き受けつつ。
20年目の成人にも、ひとつ温かいお見守りを。
まも。
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